自然派コスメとして女性に愛されている「ロクシタン」。とくに植物由来の原料を使ったシャンプーはとても人気があります。
人気No.1の「ファイブハーブスリペアリングシャンプー」は、「香りが良い」「髪がサラサラになる」という口コミがたくさんありますが、その一方で、
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髪がきしむ…
どうしたらいい?
という意見もよく見かけます。
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はじめまして!ヘッドセラピスト&ライターのAccoです♪
この記事では、
- ロクシタンのシャンプーで
髪がきしむ理由 - 髪がきしんでしまったときの対処法
についてお話していきます。
私が働いていたサロンでも、ロクシタンのシャンプーを愛用しているお客様が多かったので、愛用者の髪の状態をよく知っています。
実は、ロクシタンの使用歴が長いほど、髪はきしむ傾向にありました。
結論から言うと、ロクシタンのシャンプーやコンディショナーを使ったあとは、髪や頭皮にやさしいトリートメントでケアするのがおすすめです。
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少しでも参考にしてもらえたら嬉しいです!
【きしむって本当?】ロクシタンのシャンプー愛用者の髪をチェック
本題に入る前に、ロクシタンシャンプーを愛用している人の髪がどんな状態になりやすいかをお伝えします。
箇条書きにすると以下のような感じです。
- 髪全体に油膜がついて
ヌルヌルする - 毛先がパサパサする
- シャンプーの香りが
髪に強く残っている - あまり艶がない
もちろん、ロクシタンがダメ!と言いたいわけではありませんが、私が接したお客様の髪はみなさんこんな感じでした。。。
ちなみにロクシタンのシャンプーを使っている方は30代以上の女性が多い印象です。
お客様にロクシタンを使っている理由を聞いてみると、
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香りが良いから好き
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初めて使った時
髪がサラサラになったから
と答える方が多いです。
でも、使い始めはよくても、シャンプーを使い続けるうちに髪がきしむ(傷む)ケースは多いように思います。
いったい何が原因なのか、ロクシタンシャンプーの配合成分をチェックしながら探っていきましょう。
【知っておきたい】ロクシタンのシャンプーがきしむ理由
実はロクシタンのシャンプーは、植物由来成分や天然由来のオイルなどを豊富に配合しています。
それなのになぜ、髪がきしんでしまうのでしょうか?
それは、汚れを落とす力が強いからと言えます。
洗浄力が強いため、毎日のシャンプーで髪がダメージを受けてしまうと考えられます。
以下は、ロクシタンの人気No.1シャンプーの成分表です。
【ロクシタン ファイブハーブス リペアリングシャンプー】
水、ラウレス硫酸Na、デシルグルコシド、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、コカミドプロピルベタイン(両面界面活性剤))、オレンジ油、ラベンダー油、ニオイテンジクアオイ花アーモンド油、イランイラン花油、アンゼリカ根油、アンゼリカ種子油、アベナストリゴサ種子エキス、ラバンデュラハイブリダ油、ヒマワリ種子油、パンテノール、塩化Na、ポリクオタニウム-7、グリセリン、ヤシ油アルキルグルコシド、オレイン酸グリセリル、安息香酸Na、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、クエン酸、レシチン、ソルビン酸K、クエン酸水添パーム油脂肪酸グリセリズ、パルミチン酸アスコルビル、トコフェロール、香料
成分表を見る限り、ハーブや植物エキスが豊富に配合されているのが分かります。
また、ロクシタンのウェブサイトにはこんな記載もあるので、補修力の高いシャンプーという位置づけなのかもしれません。
ダメージに吸着して補修するソイプロテクトやブラックオーツエキス成分が一般の3倍配合している
ところが「洗浄成分」をチェックすると、ラウレス硫酸Na(ナトリウム)が使われていることが分かります。
ラウレス硫酸ナトリウムは、シャンプーや洗顔などによく使われる洗浄成分ですが、「洗浄力は強め」の成分と言われています。
もちろん、毒性があるわけではありませんが、
- お風呂上がりに頭が痒い
- 頭皮が乾燥しがち
- ケアしても髪がきしむ
- パサパサする
という場合は、シャンプーの洗浄力が強すぎて頭皮や髪の潤いが奪われている可能性があります。
また、洗浄力が強すぎて髪の傷みが進行している場合も考えられます。
例えば人間の肌は、肌荒れを起こしても自己回復しますが、髪は死んだ細胞なので一度傷んでしまったら元に戻ることはありません。
キューティクルが剥がれた毛髪どうしが擦れて、「きしみ」が発生してしまうんです。
ですから、
- もともと髪が傷んでいる
- 髪が傷みやすい
- 頭皮(肌)が弱い
このような方は、ロクシタンのシャンプー(というか洗浄力の強いシャンプー)を使用する場合は注意が必要です。
余談:ロクシタンのシャンプーの香りが続くのはなぜ?
余談になりますが、ロクシタンは「シャンプーの香りが長く続くから好き」という方が多いと思います。
どうしてロクシタンのシャンプーは香りが髪に残りやすいのでしょうか?
それは、残香作用をもつ「ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド」という成分が配合されているため、香りが長続きするようです。
絶対に覚えられそうにない呪文のようなこの成分は、髪に吸着する力が強く、髪を柔らかくしたり帯電防止作用もあると言われています。
【試してみて】ロクシタンシャンプーで髪がきしむときの対処法
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ではここからは、ロクシタンシャンプーで髪がきしんだときに実践してほしい4つのポイントをご紹介します!
- 適量を守る
- 予洗い・すすぎを念入りに
- コンディショナーを丁寧に
- しっとり系のトリートメントを
重ね付けするのはNG
適量を守る
まずは、シャンプーの適量をしっかり守ることが大切です。
シャンプーの使用量が多いと、先ほどお話しした「強い洗浄成分」(ラウレス硫酸ナトリウム)が髪にたくさん付着し、きしみを加速させます。
また、ロクシタンのシャンプーは、一般のシャンプーと比べて吸着力の高い成分が多く、使用量が増えるほどすすぎが大変になります。
使うシャンプーや個人差があるので一概には言えませんが、以下の目安に適量を守るようにしましょう。
ショート・セミロング | ロング |
1プッシュ | 2プッシュ |
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たくさん使ってもあまりメリットはないですし、適量を守ったほうが経済的です!
予洗い・すすぎを念入りに
予洗いやすすぎを念入りに行うこともポイントです。
シャンプーの泡立ちは、最初の「予洗い」にかかっています。
まずは37℃〜40℃のお湯で頭皮をマッサージするように指を通して、髪と頭皮をしっかり濡らしてください。
予洗いである程度は汚れや皮脂が落ち、シャンプーの泡立てがしやすくなります。
そして、ロクシタンのシャンプーは「すすぎ」が超重要です。
シャンプーの成分が残ってしまうと、髪や頭皮が傷む原因になってしまいます。
きしみを進行させないためにも、シャンプーの泡は丁寧にきちんと洗い流すことが大切です。
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「もう良いかな?」と思ったあと、もう一周すすいでみるのがおすすめです!
コンディショナーを丁寧に
シャンプーを洗い流したら、コンディショナーで髪に栄養を与えます。
髪を軽く絞って水気をとったら、毛束を半分に分けてコンディショナーを毛先に馴染ませます。
根元から毛先へ手をしごき、毛先がツルっとするまで馴染ませてください。
コンディショナーはササッと塗布して放置するより、手の温もりで丁寧に馴染ませたほうが効果的と言われています。
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毛先がツルっとしたらコンディショナーが髪に浸透した証拠です!
しっとり系のトリートメントを重ね付けするのはNG
ちなみに、しっとり系のトリートメントを重ね付けするのはNGです。
ロクシタンのシャンプー・トリートメントには、吸着力のある成分が多く配合されています。
そのため、しっとり系のトリートメントを重ねると、髪の表面に油膜がのりすぎて、髪が汚れているように見えてしまいます。
髪がきしむと色々なヘアケア商品を使いたくなりますが、いろいろなものを使いすぎると、
- シャンプー時に泡立ちが悪くなる
- シャンプーをたっぷり使うことになる
- 泡が残りやすくますます髪がきしむ
このような悪循環が生まれてしまいます。
繰り返しになりますが、ロクシタンのシャンプーとコンディショナーは、一般のシャンプーと比べても吸着力の高い成分が多いので「重い質感」になりがちです。
ですから、シャンプー後に使うヘアケア商品(ヘアオイルやトリートメント)は、お湯でも落とせるような天然由来系のものを組み合わせるのがオススメです。
まとめると、髪のきしみ対策は以下の4つのポイント押さえることが大切です。
- 適量を守る
- 予洗い・すすぎを念入りに
- コンディショナーを丁寧に
- しっとり系トリートメントの
重ね付けはNG
それでもロクシタンシャンプーがきしむときは!?
さてここまで、ロクシタンシャンプーで髪がきしんだときに実践してほしい3つのポイントをお話しました。
しかしこれだけではなかなか「髪のきしみ」を解消できない場合もあります。
ロクシタンシャンプーを使って髪がきしんでいるということは、やはりシャンプーを変えてみるのが1番です。
でも、
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きしむけど
香りは好きなの
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せっかく買ったから
もったいない
などの理由で、ロクシタンを使い続けたい方は多いと思います。
そんな場合は、トリートメントやコンディショナーだけ変えてみてはいかがでしょうか。
髪がきしむときにおすすめしたいトリートメント
トリートメントやコンディショナー選びで注意したいポイントは以下の3つです。
- 髪や頭皮にやさしい
- 天然由来成分で作られている
- 栄養価が高く
ダメージ補修に優れている
このような商品を使ってみてください。
ロクシタンのコンディショナーよりダメージ補修力があり、栄養価が高く、天然由来成分で髪にやさしいトリートメントでケアするのがベストです。
私がおすすめできるのは、さくらの森という会社が販売しているハーバニエンスコンディショナー(旧ハーブガーデン)です。
もしかすると、別のメーカーのコンディショナーを使うと、
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香りが混ざって
髪が変なニオイにならない!?
と思うかもしれませんが、ハーバニエンスは優しいアロマの香りがほんのり香る程度なので、残香作用のあるロクシタンの香りが強く残り心配ありません。
ハーバニエンスのコンディショナーは、43種類の天然美容成分を配合していて栄養と保湿はバッチリ。
髪のきしみケアにかかせない「キューティクル補修」や「髪の水分維持」をしてくれる、「エルカラクトン」「ベジタミド」を配合しているので、ダメージやきしみを軽減してくれます。
また、高品質なのにロクシタンよりもリーズナブルなのも魅力です。
商品名は「コンディショナー」ですが、
- 頭皮マッサージクリーム
- アウトバス(洗い流さないトリートメント)
としても使うことができるので、とてもコスパが高いコンディショナーです。
まとめ:ロクシタンのシャンプーやコンディショナーがきしむときの対処法
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最後に今回の記事をまとめます。
- ロクシタンは植物由来シャンプーとして人気
- ロクシタンは香りが髪に強く残る
- ただ使い続けると髪がきしむ人が多い印象
- ロクシタンシャンプーは洗浄力が強い可能性
- シャンプーの適量を守ることが大切
- 予洗いとすすぎを念入りに行う
- コンディショナーを丁寧に使用する
- しっとり系トリートメントの重ね付けは避ける
- 髪のきしみが改善しない場合はシャンプーの変更を検討
- ハーバニエンスコンディショナーがダメージ補修におすすめ