石鹸シャンプーを使ってるけど
髪がゴワゴワして大変…
ごわつきがひどいけど
石鹸シャンプーって大丈夫?
このように悩んでいませんか?
石鹸シャンプーを使っているものの、ごわつきやきしみを感じて不安になる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、石鹸シャンプーのごわつきの原因と対処法をまとめました。
結論から言うと、石鹸シャンプーがごわつくのは、髪の油分が落ちてキューティクルが開いてしまうためです。
自然な油分のバランスになるには数週間から数ヶ月かかる場合もあるため、適切やリンスやトリートメントを使うのがおすすめです。
また、すべての人に石鹸シャンプーが合うわけではないので、ごわつきが酷い場合は、自分の髪質に合うシャンプーを使うことも大切です。
100%天然由来のharu黒髪スカルプなどの髪や頭皮に優しいシャンプーがおすすめです。
「ゴワゴワする理由」や「続けた結果」、「石鹸シャンプーは本当に髪にいいのか?」「石鹸シャンプーが向かない人」など様々な情報を幅広くお伝えします。
- 石鹸シャンプーで髪にごわつく原因
- キューティクルに与える影響
- ごわつきを緩和するための方法
- 石鹸シャンプーが合わない場合の
対処法と代替オプション
【ゴワゴワはなぜ?】石鹸シャンプーを使うと髪がごわつく理由
- 髪がごわつく理由は2つの特徴が関係している
- ギシギシする理由
- 石鹸シャンプーを続けた結果は?
- 本当にいい?真実を探る
- 慣れるまでにどれくらいかかる?
- 石鹸シャンプーが向かない人の特徴
髪がごわつく理由は2つの特徴が関係している
では、どうして石鹸シャンプーは髪がごわつくのでしょうか。
それは、石鹸シャンプーの2つの特徴が関係しています。
基本的に「石鹸」は、
- 油
- アルカリ成分
- お湯
を混ぜ合わせて作ったものです。
よく市販で売られている「石油系界面活性剤を使ったシャンプー」と比べると、成分が非常にシンプルで余計なものが入っていません。
そこが「石鹸シャンプーの良さ」とも言えます。
天然のヤシ油や質の高いオリーブ油などを使っているものは、体用にも使えます。
ただ、そんな石鹸シャンプーの性質は、弱アルカリ性です。
通常、人間の皮膚や髪は弱酸性のため、石鹸シャンプーとは真逆の性質になります。
石鹸シャンプーで洗髪をすると、髪がアルカリ性に傾き、髪のキューティクルが開いた状態になってしまいます。
キューティクルは、ケラチンというタンパク質でできていて、硬いうろこ状の膜が何枚も重なるように髪の表面を覆っているのが特徴。
その結果、髪の滑らかさが失われ、ゴワゴワした手触りになってしまいます。
そして、髪がごわつく2つめのポイントは石けんカスです。
石けんカスは、水道水に含まれるミネラル分と結合して出来ます。
石鹸シャンプーをきちんとすすいでも、石けんカスは髪に残留しやすく、髪の質感がゴワゴワしてしまうのです。
石鹸シャンプーのユーザーさんは、頭皮も髪の毛も非常に硬くなっています。良く言えば、髪にハリコシがあります。
しかし、石けんカスが付着した髪は、しなやかさや艶が無い場合が多いです。
ギシギシする理由
髪がギシギシする理由も、ごわつく理由とほぼ同じです。
先にお伝えしたように一般的な石鹸シャンプーは、弱アルカリ性です。そして、髪の自然な状態は弱酸性です。
これの2つが反応すると、髪のキューティクル(髪の表面を覆う薄い層)が開いてしまいます。
キューティクルが開くと、髪の内部が露出するため、髪が絡まりやすくなり指通りが悪くなります。これが髪がギシギシする理由です。
特に髪が長い人やダメージヘアの人は、これを強く感じることが多いです。
さらに、石鹸は頭皮の油分も洗い流してしまうため、洗髪後に髪が乾燥してギシギシとした感触になることもあります。
この問題を解決するためには、洗髪後には「酸性のリンスやコンディショナー」を使って、髪のpHバランスを整えてキューティクルを閉じることが必要です。
これにより、髪の手触りが改善され、ギシギシ感を減らすことができます。
また、髪質に合っていない場合もあるため、ギシギシ感が強い場合は、髪と頭皮に合ったシャンプーを選ぶことも大切です。
石鹸シャンプーを続けた結果は?
石鹸シャンプーを続けた結果は人それぞれですが、いくつかの共通点も見られます。良い面もあれば、注意が必要な面もあります。
まず、多くの人が感じるのは、頭皮の健康が改善される点です。
石鹸シャンプーは自然な成分で作られているため、合成洗剤による刺激が少なく、敏感肌の人にとっては頭皮のトラブルが減少することが期待できます。
また、無添加であることが多いため、長期間使うことで、頭皮の自然なバリア機能を回復し、健康的な状態を維持しやすくなります。
しかし、石鹸シャンプーには洗浄力が強いため、髪の乾燥やきしみが増えることもあります。
特に髪が長い人や、元々髪が乾燥しやすい人は、髪の毛が硬くなったように感じられることもあるようです。
これは、石鹸成分が髪の自然な油分を取り除いてしまうためで、この問題を解決するには、トリートメントやコンディショナーの併用が効果的です。
また、石鹸シャンプーを使い続けることで、髪に自然なボリュームが出たという声もあります。これは、頭皮の皮脂バランスが整い、髪が健康に育つことによる自然な結果です。
ただし、この効果を感じるには一定の期間が必要で、すぐに効果が現れるわけではありません。
石鹸シャンプーは、最初は違和感を覚える人が多い傾向にありますが、使い続けることでポジティブな変化を感じる人も多いようです。
本当にいい?真実を探る
石鹸シャンプーって
本当にいいの?
と思う人もいるかもしれません。
石鹸シャンプーが「良い」と言われる理由のひとつは、自然派志向の成分や添加物が少ないことが挙げられます。
敏感肌の人や化学物質に反応しやすい人には特にメリットがあると言われています。
また、石鹸シャンプーは合成界面活性剤を使わず、天然油脂を主成分としているため、環境にも優しいとされています。
しかし、石鹸シャンプーは、すべての人にとって万能とは言えない側面もあります。
その最大の理由は、洗浄力が強すぎることにあります。
石鹸シャンプーは弱アルカリ性のため、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあり、特に乾燥肌や髪が傷みやすい人にとっては頭皮や髪に必要な油分を保てなくなる場合があります。
使い続けることで、髪がギシギシと硬くなる原因になる可能性もあります。
また、石鹸シャンプーは水の硬度によって洗浄後の髪の質感が大きく左右されると言われています。
硬水地域で使用すると、石鹸カスが髪に残りやすく、洗い上がりがさらに硬くなることがあります。
そのため、住んでいる地域によっても石鹸シャンプーの使い心地が変わるかもしれません。
石鹸シャンプーは多くの利点を持つ一方で、その使用感や効果は個人の頭皮の状態や髪の質、さらには生活環境によって異なります。
そのため、一概に「100%良い」とは言えないのが現状です。
慣れるまでにどれくらいかかる?
石鹸シャンプーって
慣れるまでどれくらいかかるの?
と悩む人もいるはずです。
個人差はありますが、一般的には数週間から数ヶ月かかることが多いです。
石鹸シャンプーへの適応期間は、元々使っていたシャンプーの種類や髪の状態、さらには個人の頭皮の健康状態によっても変わります。
初めて石鹸シャンプーを使用すると、髪がギシギシとした感じや洗い上がりのきしみを感じる人もいます。
これは、石鹸シャンプーが髪の自然な油分を落とし、キューティクルを開いてしまうためです。
髪がゴワゴワになりパサツキのような乾燥を感じますが、これは頭皮と髪が新しい洗浄方法に適応していくステップです。
継続的に石鹸シャンプーを使用することで、使い始めの不快感は徐々に減少していきます。
石鹸シャンプーが向かない人の特徴
ただし、石鹸シャンプーが向いていない人もいます。
石鹸シャンプーは自然派のケア商品として注目されていますが、すべての人に合うわけではないと言われています。
まず、頭皮の乾燥がひどい人や敏感肌の人は、石鹸シャンプーの使用に注意が必要です。
石鹸シャンプーは洗浄力が強いため、必要な皮脂を過剰に取り除き、それによって頭皮がさらに乾燥することがあります。乾燥が進むと、かゆみやフケの原因にもなります。
次に、カラーリングやパーマを頻繁に行う人も石鹸シャンプーが向かない可能性があります。石鹸シャンプーが色落ちを早めたり、パーマの持ちを悪くすることがあるからです。
カラー剤やパーマ液によって既にダメージを受けている髪には、より優しい洗浄力のシャンプーが適しています。
また、水質が硬水の地域に住んでいる人も石鹸シャンプーを使う際には慎重になったほうが良いかもしれません。
硬水と石鹸が反応し、髪に石鹸カスが残りやすくなるため、洗い上がりが悪くなります。
最後に、髪が特に細くて弱い人にも石鹸シャンプーはおすすめできません。
石鹸の強い洗浄力が髪をさらに傷める原因になることがあり、髪の毛が抜けやすくなるリスクもあります。
こうした特徴を持つ人は、石鹸シャンプーではなく、洗浄力が強すぎない髪に優しいシャンプーを使うことをおすすめします。
自分の髪質や頭皮の状態を理解して、適切なヘアケア製品を選ぶことが健康な髪を保つ鍵です。
石鹸シャンプーのごわつきを解消する方法と疑問点
- お酢を使ったごわつき解消法
- もっとも簡単なゴワゴワ解消法とは
- 石鹸シャンプーの代わりに使いたいシャンプー
- リンスなしはアリ?
- トリートメント併用のメリット
お酢を使ったごわつき解消法
石鹸シャンプーのごわつきは、シャンプーだけでは完全に解消することは難しいと言えます。
ただし、「緩和させる」という認識であれば、お酢が有効です。
石鹸シャンプーによってアルカリ性に傾いた髪を、本来の弱酸性に戻してあげる方法です。
弱酸性に戻すことによって、キューティクルが閉じ、ごわつきが落ち着くことがあります。
お酢の使い方は以下のとおりです。
- STEP1
洗面器にお酢を大さじ2入れます
- STEP2
洗面器に半分位までお湯を注ぎ混ぜます
- STEP3
お湯をすくって髪にかけます
- STEP4
最後にシャワーですすぎます
※クシでとかしながらすすぐと、もっと仕上がりが良くなり有効です - TIPS
ロングの人は、毛先から浸して洗面器の中でチャプチャプさせ、最後に全体にお湯をかける
石けんシャンプー専用のリンスにもお酢と同じ働きがありますが、リンスでもゴワゴワが解消されない場合は、お酢を使ってみると良いでしょう。
もっとも簡単なゴワゴワ解消法とは
お酢を使った「ごわつき」を緩和する方法をお伝えしましたが、最も簡単な解消法は、やはり石鹸シャンプーを変えることです。
いくら石鹸シャンプーが、刺激が少なく環境に優しいシャンプーだとしても、心地よく使いこなすのは大変です。
もともと弱酸性の髪がアルカリ性になり、再び弱酸性に戻す必要があるので手間がかかるのは当然です。
また、そもそも石鹸シャンプーが髪質に合わない人もいます。
ですから、もし髪のごわつきが酷すぎてストレスになっている場合は、シャンプー選びを見直してみるのも一つの方法です。
現在は、石鹸シャンプー以外にも、肌に優しく環境にも優しいシャンプーは沢山販売されています。
石鹸シャンプーの代わりに使いたいシャンプー
石鹸シャンプーを使っている方は、このようなニーズがあるはずです。
- 石油系界面活性剤は使いたくない
- 肌が弱い
- 頭皮をすっきり洗いたい
- 自然派
ここでは、以上のようなニーズを満たしたシャンプーをいくつかお伝えします。
トータルケアシャンプー『haru黒髪スカルプ』
株式会社NIJITOが販売している「haru黒髪スカルプ」は、100%天然由来の敏感肌の方でも安心して使えるシャンプーです。
「体に害を与える添加物を徹底的にゼロにする」というコンセプトで作られたシャンプーで、リンスやコンディショナーが不要です。
配合されている天然素材には、
- 頭皮の臭いを抑える成分
- 美髪成分
- 白髪に働きかけるもの
- 保湿成分
などがあり、ヘアケアをこれ一本でできるのが魅力です。
私は石鹸シャンプーでゴワゴワになった髪にも使ったところ、指通りが滑らかになり、一気にストレスから開放されました。
香りは柑橘系で、爽やかな気分にしてくれます。
ハーブがふんだんに使われた『ハーバニエンスシャンプー』
さくらの森が販売している「ハーブガーデンシャンプー」も天然成分100%のアミノ酸系オーガニックシャンプーでおすすめです。
実は、シャンプーの約30%は精製水で出来ています。
ハーバニエンスは、この「水」にこだわり、オーガニックハーブウォーターを使用している珍しいシャンプーです。
アミノ酸系の洗浄成分をつかっているので、髪や頭皮に優しく、まろやかな洗い心地と仕上がりです。
また、頭皮の臭いやフケ、かゆみを抑えるハーブやアロマがたくさん入っているので、頭皮環境もケアできます。
香りは、質の高いハーブの「癒し系の香り」なので、アロマが好きな人ならきっと気に入るはずです。
また、ハーバニエンスのコンディショナーは、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)として使えたり、頭皮マッサージもできる万能コンディショナーです。
通常コンディショナーは、すぐに洗い流したり、なるべく毛先にだけ塗布するものですが、頭皮につけても安心な成分で作られています。
保湿力も高く、髪が乾燥しがちな人やくせ毛のひとにもオススメです。
髪が薄くなったと感じる
石鹸シャンプーを使っていて、髪が薄くなったと感じる人もいるかもしれません。
これにはいくつかの理由が考えられます。
まず、石鹸シャンプーはアルカリ性が強いため、使用後にきちんと酸性のリンスで中和しないと、髪のキューティクルが開いたままになってしまいます。
この状態で長く過ごすと、髪がダメージを受けやすくなり、結果として抜け毛が増えたり、髪が薄く見えたりすることがあります。
さらに、石鹸シャンプーの洗浄力は、シャンプーのなかでは強力な部類に入ります。
そのため、必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
頭皮の乾燥が進むと、健康な髪が育ちにくくなり、抜け毛の原因になることもあります。
特に、使用方法が適切でなかったり、自分の髪質や頭皮の状態に合っていない場合には、その影響が現れやすくなります。
石鹸シャンプーを使うときは、自分の髪質や頭皮の状態をよく観察して、異変を感じたら使用を見直すことも必要かもしれません。
洗髪後はpHバランスを整えるリンスやトリートメントを使って、頭皮環境を健康に保つことが大切です。
リンスなしはアリ?
石鹸シャンプーを使った後に
リンスをしないのはアリ?
と疑問をもつ人もいるはずです。
これに関しては、あまりおすすめできません。石鹸シャンプーの後は、石鹸シャンプーに適したリンスやトリートメントを使ったほうが良いです。
繰り返しになりますが、石鹸シャンプーは弱アルカリ性であり、洗浄力が強いために髪のキューティクルを開いてしまいます。
キューティクルが開いた状態で放置すると、髪は乾燥しやすく、ダメージを受けやすい状態になります。
さらに、水道水のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルと反応して、石鹸カスが髪に残りやすくなり、洗い残しの原因となります。
これが、ギシギシ感やきしみの原因にもなってしまいます。
こうならないためには、石鹸シャンプーの後にリンスを使用することが大切です。
酸性のリンスを使用することで髪のpHバランスを整え、自然な輝きを保つことができます。
トリートメント併用のメリット
石鹸シャンプーとトリートメントを併用することには、いくつかのメリットがあります。
トリートメントを併用することで、石鹸シャンプーによって油分が取り除かれた洗髪後の髪に、必要な保湿と栄養を補給できます。
多くのトリートメントは、髪に潤いを与え乾燥ダメージを防ぐ役割を持っています。
石鹸シャンプーで洗った後の髪は、特に保護が必要なので、トリートメントを使うことでキューティクルを整え、髪が柔らかくなり手触りが改善されます。
また、石鹸シャンプーとトリートメントを併用すると、髪のもつれを防ぎやすくなることもメリットです。
ブラッシング時の負担が減り、抜け毛や切れ毛のリスクを低減することができます。
そして、石鹸シャンプー特有のごわつきやきしみを軽減でき、髪全体の健康をキープするのにも役立ちます。トリートメントに含まれる成分が髪の表面をコートし、外部からの刺激から髪を守ります。
トリートメントを併用することで、洗浄力が強い石鹸シャンプーのデメリットを補いつつ、髪の美しさと健康を保つことができます。
まとめ:【石鹸シャンプーを続けた結果ゴワゴワに】ごわつきの原因と解消法まとめ
最後に今回の記事のまとめです。最後までお読みいただきありがとうございます。
- 石鹸シャンプーのごわつきは油分の喪失とキューティクルの開きによる
- 石鹸シャンプーには数週間から数ヶ月の慣れる期間が必要
- リンスやトリートメントの使用が効果的
- 石鹸シャンプーはすべての人に合うわけではない
- 髪質に合わない場合は他のシャンプーを試すことも大切
- 石鹸シャンプーは自然な成分で作られ、刺激が少ない
- 石鹸シャンプーの性質は弱アルカリ性である
- 人間の髪と皮膚は弱酸性であるため、石鹸シャンプーとの相性は個人差がある
- 石鹸シャンプーでの洗浄後は髪のキューティクルが開く
- 髪がギシギシする原因もキューティクルの開きにある
- 石鹸カスが髪に残留しやすく、ゴワゴワ感の原因になる
- 硬水地域では石鹸カスが残りやすい
- 髪にハリとコシが出るが、しなやかさや艶は失われることもある
- お酢を使ったリンスがキューティクルを閉じてごわつきを緩和する
- 石鹸シャンプーは環境に優しいが、すべての人にとって最適な選択とは限らない