- 家事ができない男性の特徴
- 共働きで家事ができないはNG
- 何割の男性は家事ができないのか
- 家事ができないデメリット
家事ができない男の特徴や心理を深堀り
- 一人暮らし経験の少ない
- 古い価値観
- 育児や家事に無関心
- 仕事を優先・長時間労働
- 家事のやり方がわからない
- 自己中心的な性格
- サポートするものと考えている
一人暮らし経験の少ない
一人暮らしの経験が少ない男性は、家事の基本的なスキルが身についていない場合が多いです。
家事能力は、日々の生活の中で自然と身につくものですが、ずっと実家暮らしをしていた男性にはその機会がありません。
あるデータによれば、一人暮らしをした経験がある人の割合は、約60%ということがわかっています。(引用データ:ネットリサーチディムスドライブより)
10人中4人は、一人暮らしの経験が無いことになります。
例えば、家事の基本と言える
- 料理
- 掃除
- 洗濯
などは、一人暮らしをすることで、食事の準備や衣服のケア、住環境を整えることの重要性を理解できます。
一人暮らしは、こうした作業を自分自身で行う必要があるので、自然と問題解決能力や自立心も養われます。
しかし、一人暮らしの経験がないと、「家事は他人がやってくれるもの」と思いがちで、家事を積極的に行うことは少なくなります。
その結果、家事ができない男性になってしまいます。
古い価値観
古い価値観をもっている男性も家事ができないケースが多いです。
例えば、
- 女性は手料理ができて当たり前
- 妻には家にいてほしい
- 男は稼ぎ、女は家庭を守る
といった価値観です。
もちろん、これらが全て悪いわけではありませんが、このような価値観を持つ男性は、自分で料理をすることに消極的で、家庭内では女性に家事を任せがちです。
この考えは、「料理は女性がするもの」「家事は妻の仕事」というステレオタイプから来ています。
この古い価値観は、男女平等が普通の現代社会において、カップルや夫婦間の不満や衝突の原因になることが多いです。
育児や家事への無関心
家事ができない男性は、育児や家事に対して無関心な場合も多いです。
古い価値観とダブる部分もありますが、そもそも
- 子育ては女性の仕事
- 家事は自分に関係ない
と考えているため、家事ができないことを何とも思っていないことがほとんどです。
また、無関心な男性は、育児や家事がどれだけ大変なことかを理解していないケースも多く、恋愛や結婚生活がうまくいきません。
このような男性は、恋愛や結婚がうまくいかない
仕事を優先・長時間労働
家事ができない男性は、仕事を最優先したり、長時間労働が当たり前なのかもしれません。
例えば、仕事を1番に考えている男性は、「家事のことまで考えていられない」「家に帰っても仕事が頭から離れない」という場合が多いです。
また、長時間労働をしている男性は、職場で体力や精神力を使ってしまうため、家に帰ってから家事をやる気になりません。
そのため、家事や育児の分担が偏り、妻や彼女、親などに負担をかけることになります。
実は、厚生労働省が発表している「子育て世代の男性の長時間労働と短い家事・育児時間」というデータでは、男性の家事・育児時間は週48分。
育児に関しては、たった25分で、世界的に最低水準ということがわかっています。
仕事を優先するライフスタイルは、多くの日本人男性にとって普通かもしれません。
ですが、家事が全くできない場合は、大きな問題です。家族との関係や個人の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、仕事と家庭生活のバランスを適切に管理することが重要です。
家事のやり方がわからない
男性が家事をしない理由の1つに、「そもそも家事のやり方がわからない」という問題があります。
特に、実家暮らしや一人暮らしの経験が少ない男性は、料理や掃除、洗濯の仕方がわからないため、
やり方がわからないから
家事はできないや…
と諦めてしまうケースが多いです。
家事スキルが不足していると、同棲や結婚後の生活でパートナーや妻に大きな負担をかけることになります。
それが原因で同棲解消になったり、夫婦間のトラブルにつながることもあります。
また、生活スキルが不足していると、緊急時の対応能力にも影響を及ぼし、自分自身が困ることにもなります。
自己中心的
自己中心的な男性も家事ができない場合が多いです。
結婚や同棲をしている場合、家事は分担して行うのが普通です。
しかし、自己中心的な人は、他人の気持ちや期待よりも自分の欲求を優先します。
例えば、
- 子供の世話より趣味を優先したい
- 掃除よりも友人と出かけたい
- 料理めんどくさいからお任せ
など、家事が自分にとって利益にならないと感じた時は、妻やパートナーの任せっきりになってしまいます。
このような自己中な性格は、パートナーや家族との間に摩擦や不満を引き起こす原因になることがあります。
家事は「サポートするもの」と考えている
家事ができない男性は、家事を「女性のサポートをするもの」と捉える傾向があります。
この考え方は、家事が主に女性の仕事であり、男性は手伝うだけで十分という考えが根底にあります。
このように考えている男性は、自発的に家事を始めることが少なく、指示されたときだけ動く傾向にあります。
手伝うことはある?
どうやったらいい?
など、家事が終わっているかを確認したり、どのように家事を行うか指示を求めることが多いです。
また、「手伝う」という言葉を使うのも特徴です。
表面的には積極性があるように聞こえますが、「手伝う」という言葉、家事が基本的には女性の責任であり、自分はサポートするだけという考え方を示しているからです。
家事ができない男性はどうなる?リスクや末路と解決策
- 共働きで家事をしない男はNG
- 家事ができない夫は離婚につながる
- 結婚でも家事ができない男は不利?
- 当たり前のことができない夫
- 仕事はできるのに家事ができない夫
- 家事ができない障害や病気とは
- 何割の男性が家事はできない(しない)のか?
- 男性はどんな家事をしているのか
- 家事ができないはしんどい|解決策
共働きで家事をしない男はNG
共働きの家庭では、家事の負担を公平に分担することが非常に大切です。
家事を分担しないと、妻やパートナーの負担だけが大きくなります。
仕事から帰ってきた後にひとりで家事を行うことは、非常に大きなストレスになり、体力的にも精神的にも消耗が激しいです。
この状況が続くと、妻やパートナーの不満や不公平感が溜まり、関係悪化に繋がります。
また、家事をしないことは「家庭への貢献度が低い」という印象を与えてしまいます。
家庭内での評価が低下し、尊敬や信頼を失うかもしれません。
さらに子どもがいる家庭では、家事をしない父親の姿勢が子どもに悪影響を与えることも考えられます。
子どもは親を見て成長するため、家事をしない父親の姿を見て、「男性は家事をしなくてもいい」という誤った認識を持つ可能性があります。
そのため、共働きの家庭ではとくに、家事を公平に分け合うことが大切です。
家事ができない夫は離婚につながる
家事ができない夫との関係は、夫婦間の不満を生む原因となり、最終的には離婚につながるリスクもあります。
なぜなら、家事の負担が偏ることで、負担を感じている側が大きなストレスを抱えるからです。
家事をしないことで配偶者に負担をかけると、そのストレスは徐々に不満となり、夫婦関係を悪化させます。
その結果、「すれ違い」「価値観の不一致」などに進展してしまいます。
特に「共働き家庭」では、家事を一方的に押し付けられた側は、不公平に感じ、自分が不当に扱われていると思います。
この感情が積もりに積もって、最終的に「離婚」という選択を考えることも少なくありません。
家事が原因で離婚に至るケースは、単に「家事をしない」ということ以上に深い問題が隠されています。
夫婦が互いの負担を理解し、支え合う関係を築くことが、健全な夫婦生活を維持する上で非常に重要です。
結婚でも家事ができない男は不利?
結婚をする場合、家事ができない男性は不利になる場合が多いです。
なぜなら、家事ができない男性との結婚生活は、パートナーがストレスを抱えたり負担を感じてしまうからです。
とくに共働きの場合や子供ができた場合は、女性の負担やストレスが大きくなります。
その結果、
- 夫婦仲が悪くなる
- 産後うつなどになりやすい
- 不満に耐えられなくなる
など、結婚生活がうまくいかない場合もあります。
男性の家事スキルが足りないのは、育った家庭環境や価値観の違いが影響している場合が多いです。
このような違いは、結婚前に話し合いや相互理解を深めることで、ある程度は解消することが可能です。
また、家事ができない男性は、家庭内での役割に対する意識が低い場合があります。結婚前にこの点をクリアにしておくことで、後々のトラブルを避けることができます。
そして、結婚前には実際に一緒に生活をしてみる(同棲してみる)ことも一つの方法です。お互いの価値観や家事の分担などを確認できます。
当たり前のことができない夫
家事だけでなく、「当たり前のことができない夫」に悩む女性もいるようです。
このような男性には、いくつかの典型的な特徴があります。日常生活の小さな習慣や行動パターンに現れることが多く、妻や家族にとっては理解しづらい部分があります。
まず、忘れっぽさが顕著です。重要な用事や約束を忘れがちで、これが原因で家庭内でのトラブルにつながることも少なくありません。
たとえば、家族の大切な行事や、日常の買い物リストを忘れることがあり、これにより家庭内での信頼を損ねることにもなりかねません。
次に、物の置き場所を覚えられない、整理整頓が苦手という点も挙げられます。
服や書類、道具など、使った後に元の場所に戻さないため、家の中が散らかりやすく、家族が必要な物をすぐに見つけられないという問題が発生します。
また、細かな手続きや継続を要するタスクに対する苦手意識も特徴の一つです。
例えば、公共料金の支払い忘れや、子供の学校の準備物を用意することなど、ルーティンワークを疎かにする傾向があります。
これらの特徴は、時に夫自身が自覚していないことも多く、妻や家族が指摘すると驚くこともあります。
仕事はできるのに家事ができない夫
世の中には、仕事は優秀でも家事が苦手な夫も存在します。
これは、仕事のスキルと家事のスキルが異なるため生じる矛盾です。
多くの男性は、職場では責任と効率を重視し、成功を収めています。しかし、家庭内での家事は、仕事とは異なる注意力や継続的な努力を要求されます。
たとえば、料理や掃除、洗濯など、日々繰り返し行う家事は、短期間で目に見える成果が出るものではありません。
そのため、仕事で即効性や結果を求める習慣があると、家事の地道なプロセスに対するモチベーションを維持することが難しくなるのです。
また、家事が苦手な男性は、家事スキルが低いことに対するプレッシャーや恥ずかしさも関係してきます。
家事に不慣れなことを妻や家族から指摘を受けると、プライドが傷つき、家事をすることが嫌になってしまうのです。
家事ができない障害や病気とは
家事ができない背景には、障害や病気が関係していることもあります。
これは、単にやる気がないわけではなく、身体的または精神的な理由から家事をすることが困難な状態を指します。
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- 自閉症スペクトラム障害(ASD)
例えば、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を持つ人は、家事を始めるための一歩が踏み出せなかったり、家事を途中で忘れてしまったりすることがあります。
ADHDの特徴として、集中力が続かない、忘れやすい、物事を最後までやり遂げるのが難しいという点があり、これが家事を妨げる原因となることがあります。
また、自閉症スペクトラム障害(ASD)も家事が難しい理由の一つです。
ASDを持つ人は、ルーティンを好むため、突発的な家事や計画の変更が求められると、適切に対応するのが難しくなることがあります。
さらに、感覚過敏であるために、掃除機の音や洗濯機の振動が耐えられないということもあります。
何割の男性が家事はできない(しない)のか?
ところで、家事ができない男性は、どれくらいいるのでしょうか。
ある調査によると、家事を全くしない夫の割合は、全体の約1割に上るとされています。この数字は、夫婦間の家事分担に関する意識の違いを浮き彫りにしています。
家事分担に関する調査では、多くの場合、男性が家事をする割合は女性に比べて少ないことがわかっています。
「1~3割しか家事を行わない」と回答する男性は多く、女性の家事負担が相対的に重い状況が続いています。
この状況は、「家事は女性がするもの」という思い込みが影響している可能性があります。
また、
- 家事能力に自信がない
- やる気が起きない
- 家事の重要性を感じられない
といった理由から、家事をしない男性もいます。
男性はどんな家事をしているのか
では、男性は主にどんな家事をしているのでしょうか。
ある調査結果から、男性が比較的多く行っている家事は、
- ゴミ袋の取り替え
- 食器洗い
- 洗濯物干し
ということがわかっています。(引用データ:PRTIMES)
ごみ袋の取り替えは、家事の中で最も男性がやっているタスクです。約37%の男性がこの家事を担当しているようです。
比較的単純で力仕事の要素が含まれるため、男性が引き受けやすい家事の一つです。
次いで多いのは、食器の洗いです。
約34%の男性が食器洗いを担当しており、食後の片付けとして手軽に取り組めるため、男性が貢献しやすい家事のひとつです。
また、洗濯物を干す男性も多い結果になっています。
約32%の男性が行っていて、洗濯は日常的に行う家庭が多いため、協力がしやすい家事のようです。
これらのデータから、男性が家事に参加する場合は、「毎日行うもの」「簡単にできるもの」など、単純作業が多いことがわかります。
女性が男性にまかせたい家事を調査したデータでは、「ゴミ出し」「お風呂掃除」が多い結果になっているようです。
既婚女性が配偶者・パートナーに任せたい家事は、「ゴミ出し」が最多の65%となり、「お風呂掃除」59%と続く結果になりました。
家事ができないはしんどい|解決策
ここまでお伝えしたように、家事ができない男性と生活するのは、しんどい場合が多いです。
では、どうしたら良いのでしょうか。
実は、家事ができない男性は、単に「怠けている」というわけではなく、家事が苦手な理由を背負っているかもしれません。
まず、自己管理能力の欠如が考えられます。
時間管理や計画的に物事を進める能力が不足しているため、家事を効率的にこなすことができないケースです。
幼少期からの生活習慣や教育に大きく影響されるため、基本的な「自己管理スキル」が身についていないと、大人になってからも苦労することになります。
また、自尊心の問題も関係しています。
家事に自信が持てず、挑戦する勇気が出ないため、改善を試みる機会を自ら遠ざけてしまうことがあります。
失敗を恐れるため、自分を守るために「家事はできない!したくない!」という態度をとってしまうのです。
このような問題を改善するには、そんな自分を受け入れて、簡単な家事に挑戦していく姿勢が必要です。
どんな小さなことでも良いので、できそうなことを毎日少しずつやってみることが大切です。
家事は、
- 料理
- 洗濯
- 掃除
- 育児・介護
- 家計管理
- 収納や整理整頓
- 生活環境を守る
など、たくさんの種類があります。
すべての家事を男性ができなくても、男性と女性でそれぞれが分担して補い合うことができれば、家事の負担はグッと減ります。
男性がやれそうなことにチャレンジしてもらい、成功体験を積み上げることで「家事の苦手意識」は少しずつ消えていきます。
まとめ:家事ができない男の特徴と夫婦関係にあたえる影響まとめ
最後に今回の記事をまとめます!
- 一人暮らしの経験が少ない男性は家事スキルが不足している
- 実家暮らしの男性には家事をする機会が少ない
- 一人暮らし経験者は約60%で、その逆の4割が家事未経験
- 日常の家事スキルは独立した生活で自然と身につく
- 古い価値観を持つ男性は家事を女性の役割と見なすことが多い
- 男性が家事を避けがちなのは、伝統的なジェンダー役割観念に基づく
- 育児や家事に無関心な男性は、それを女性の仕事と捉えている
- 仕事を優先する男性は家事の時間やエネルギーが不足している
- 長時間労働をする男性は家事をする体力や気力が削がれる
- 家事の方法がわからない男性はやる気さえ失うことがある
- 家事が未経験な男性は基本的な料理や掃除のスキルも欠ける
- 自己中心的な性格の男性は他者との協力を苦手とする
- 男性が家事を「手伝うもの」と捉えることが問題を招く
- 共働き家庭で家事をしない男性は関係の悪化を招く
- 仕事が得意でも家事が苦手な男性は家庭内での評価が低下する
- 家事をしない男性は結婚生活で不利になることがある
- 家事分担の不均等は家庭内のストレスを増大させる
- 男性の家事参加は世界的にも低い水準である